【ITP2.2更新】ITP2.1がアフィリエイターにもたらす影響をまとめます

新ITP2.1とアフィリエイト

こんにちはこんばんは、おかだです。

今回は少し真面目な話です。

 

最近、アフィリエイター界隈で話題になっているのが

「Intelligent Tracking Prevention」

いわゆるITPです。

 

しかし実際のところ、そこそこ稼いでるアフィリエイターでもこんな疑問を持っている方は少なくないのでは?

  • ITP2.1以降で何が変わるのか?これまでのITP2.0とは何が違うのか?
  • 成果発生にどれくらい影響が出るのか?
  • アフィリエイター側の対策はあるのか?

 

この記事では広告主側として絶賛ITP対応中の僕がそんな疑問に答えていきます。

ITP2.1以降について、この記事で分かること
  • 成果発生までの猶予は1週間以内になる
  • 現段階での影響は最大で1.5%ほど
  • 広告主とASPの見極めが重要になる【今後の話】

 

現在僕はWEB広告を扱う企業でアフィリエイト広告に注力しており、このようにアフィリエイトメディアにも多少手を出しています。

広告主側・アフィリエイター側双方からの視点を持っているため、中立的立場から客観的な意見をお伝えできると思います。

 

そもそもITPとはなんなのか?

ITP自体の説明は、ITP2.1以降に関する記事なので軽く留めます。※知っている人は読み飛ばしてください。

 

ITPとはAppleがSafariに搭載しているプライバシー保護・セキュリティ強化の機能です。

この機能により、ユーザーを追跡するために付与されるCookie(クッキー)と呼ばれる情報の保持期間に制限が設けられました。

Cookie保有期間の変化

ITP1.0 → 3rd party cookieは24時間に制限。1st party cookieは影響なし。

ITP2.0 → 3rd party cookieは即時無効。1st party cookieは影響なし。

ITP2.1 → javascript製の1st party cookieは7日間に制限。

ITP2.2 → javascript製の1st party cookieは24時間に制限?

※ITP2.2の24時間制限は限定的な条件下でのみ発生するようです。

WEB広告の成果計測はこのCookieに大きく依存していたため、アフィリエイト広告含めて様々な広告で対応が必要となりました。

ただし、基本的にはSafariのみが対象になることを前提となりますので、その点ご注意ください。

 

成果発生までの猶予は1週間以内になる

ITP2.0までで完全に3rd party cookieが排除され、ITP2.1以降では回避策であった「javascript製の1st party cookie」にも規制が入りました。

結果、ITP1.0から2年かけてASP各社が進めたITP対応が水の泡になりかけています。

 

Cookieの保有期間が24時間~7日間になる

基本的にアフィリエイト広告の成果計上は以下の方法で行われています。

  1. 遷移元のアフィリエイトサイトの情報をCookieとしてブラウザに保管する
  2. Cookieに保管された情報をCVページでASPに情報を送信する

つまりCookieの有効期限が制限されるということは、成果計上までの期間も短縮されることを意味しています。

 

ITP2.0までの3rd party cookieによるトラッキング規制からの回避策として、

ASP各社は広告主の遷移先サイトでjavascriptを読み込ませ・実行させることで、疑似的な1st party cookieを付与していました。

このjavascript製の1st party cookieにも規制が入ったことで、以前同様再び成果計上が減る恐れが出てきたのです。

 

補足:Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトへの影響は無い

Twitterで時々見るのが、

Amazonや楽天はITP2.1でも発生に変化なし、さすが有名企業は良いトラッキングシステムを持っている

という趣旨のツイートです。

 

これ、おそらく勘違いでAmazonアソシエイトも楽天アフィリエイトも元々Cookieの有効期間が24時間なので、ITP2.1には関係がありません。

 

あくまでASPのトラッキングシステムがITPの影響を受けています。

 

現段階での影響は最大で1.5%ほど

ITP2.1が実装されて約2か月半、ITP2.2が実装されて約1か月経過しましたがどれほど影響が出ているのでしょうか。

ASP側・アフィリエイター側の反応を比べたところ、現段階では最大でも1.5%ほどの影響しか出ていないと考えられます。

※今後、ITP2.1以降が導入されたSafariの使用率が高まるに連れて増えていく想定です。

 

Twitterでの反応

タコキングさん(@takoking_affi)のnoteはかなり話題になりました。

タコキングさんの検証についてはiOS端末だけでなくandroid端末でもトラッキング漏れが発生していることから、

ITP2.1に関係ない部分でのASPのトラッキング精度やモラルの低い広告主によるタグ剥がしが大きく影響しているように見えます。

 

ASP側の発表

現状、ASPの中だとファンコミュニケーションズ(A8.net)だけがITP2.1の影響を具体的な数字で示しています。

一方、3月にITP2.1がリリースされ、8日目以降のクッキーが利用できなくなったため、順次対応をすすめています。このリリースによるA8.netの影響値は、8日目以降の成果発生比率が約4%のため、全体の成果報酬を100%とした場合、最大1.5%程度が影響の範囲となると想定しています。

株式会社ファンコミュニケーションズ 2019年12月期第1四半期 決算説明資料(PDF)より

A8.netは広告主数・アフィリエイトサイト登録数が最多のASPですので、「最大1.5%程度」という影響値は他ASPにおいても参考にできる数値だと考えられます。

 

広告主とASPの見極めが重要になる【今後の話】

ITP2.1以降、再びトラッキング漏れの脅威が発生することになりました。

アフィリエイターは自身の正当な収益を確保するために、今後広告主とASPを見極め・選択していく必要が出てきます。

その判断基準となる2つの要素を紹介します。

 

新たな成果計測方法を採用しているか

現在メジャーな方法であるjavascript製の疑似的な1st party cookieを使用した成果計測はITP2.1以降で規制されました。

今後、この方法に代わる別の成果計測方法の実装が必要不可欠となります。

方法はいくつかありますが、今後メインになるのは「localstorage」「DNSトラッキング」の2つだと考えています。

ITPの影響を受けない成果計測方法
  • localstorage → 情報をlocalstorageに保存。felmat等で採用。※今後規制の恐れあり。
  • DNSトラッキング → DNSを利用し広告主サーバーでcookieを付与(jsは不使用)。A8.netのみで採用。
  • セッショントラッキング → 広告主側で情報保持してASPに送信。どのASPでも実装できるが技術的ハードルが高め。
  • ブラウザフィンガープリント → 複数のユーザー情報の組み合わせによる推測技術を使用。afbバリューコマースで採用。

どのASPがどの成果計測方法を採用しているか知ることで、ITP2.1以降の影響の大きさをASP単位で判断することが可能です。

 

ITP2.1以降への対応を明記しているか

結局、各ASPの成果計測方法がわかったところで実際にどの成果計測方法を使用しているかどうかはアフィリエイター側には判断がつきません。

そのため、せめてASPはそのプログラムがITPのどのバージョンに対応したプログラムなのかを判断し明記する必要があります。

今のところ、felmatafbA8.net等は管理画面からプログラムごとのITP対応状況をITP2.0未対応・ITP2.0対応・ITP2.1対応の3段階で明記しています。

広告主の努力次第で対応段階は変化するため、広告主を判断する1つの基準になると思います。

 

結論:ITP2.1以降への対応からASP・広告主を取捨選択しよう

ここまでITP2.1以降のアフィリエイターへの影響と今後の対応策について書いてきました。

 

この記事で伝えたいことを改めてまとめます。

  • Cookieの有効期間が制限されるため、広告クリックから成果発生までの猶予期間は7日以内になる。
  • Twitterでは過剰に問題になっているが、現段階では1.5%程度の影響に留まっている。
  • ITP2.1への対応を判断材料にASPや広告主を選択していくべし。

以上です。

 

正しい知識を持って楽しいアフィリエイトライフを営みましょう!

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